HPVハイリスク型が引き起こす疾病として最も有名なのは性感染症で陰部に症状が現れる尖圭コンジローマ、そして子宮頸部に現れる子宮頸がんです。欧米では特に子宮頸がんは性行為で感染するウィルス性のがんであることが周知されていますが、尖圭コンジローマも子宮頸がんも、HIVなど他の性感染症と異なりHPV自体がありふれているウィルスであるため特定の相手との性行為のみでも感染の恐れはあります。尖圭コンジローマではHPV6型、11型が、子宮頸がんではHPV16型、18型が主な原因ウィルスであるとされ、それ以外のハイリスク型ウィルスの存在も要因として併せもっています。現在のところHPVに直接効果のある内服または外用の薬は存在していないため外科的な方法でしか治療ができません。いぼ治療のクリームやお茶なども市販されているものの、レーザーで焼き切る、液体窒素で凍結するなどが現在一番有効な治療法です。
